2009/2/22



つい先刻まで多くの釣り人達で賑わっていたこの場所も…


人の気配がすっかり無くなり、辺りは静寂に包まれている。


残されたのは…


歓喜の残り香か。。。それとも無念の呟きか。。。


柔らかな日差しを注いでくれた太陽もすっかり西の空へと沈んでいき…


暗闇に飲み込まれようとしている。。。


吹きつけていた風が収まり…水面には煌々と輝く星達が映し出されていた。


『釣れるから投げる!釣れないからやらない。』


…決してそんな話ではない!


納得がいくまで、、、己の心が満たされるまで投げ続ける事が出来れば、、、それで良い。。。


そんな想いを胸に、黙々とルアーを投げ続けていた。。。


そう、黙々と。。。















どれ程の時が経ったのだろうか。。。


…その瞬間は突然訪れた!


これまで無機質な反応しか示さなかった、そのロッドに…


突然!『ガツン!!!』という衝撃が!!


来たっ!!間違いない!!!


待ち焦がれていたこの反応!!


千載一遇のこのチャンス!!逃してなるものかっ!!


丁寧に、丁寧に、そして時には大胆に!掛かった標的を手繰り寄せる!!


たのむ!バレないでくれ!


たのむ!!!


































じゃーーーーーーーーーーん!!!!!
















































あぁ。。君か。。。





==おしまい==








inserted by FC2 system